火災保険料を抑えるための3つのポイント
火災保険料を抑えるためには次のポイントを知っておきましょう。
- 契約期間を長くする
- 補償を厚くしすぎない
- 契約方法を考える
契約期間を長くする
火災保険料は1年ごとの契約に比べ、長い契約期間にした方が保険料を抑えることができます。2022年10月1日以降は最長契約期間が5年となっていますので、1年契約よりも5年契約の方がお得になります。上記の戸建て(T構造)新築の保険料例を使って比較してみましょう。
契約期間 | 年間保険料(一括払い) |
---|---|
1年 | 1,030円 |
5年 | 4,468円 |
また、この例の場合、5年分を一括払いすると4,468円、1年あたり約893円となります。保険料の支払いもまとめた方がお得です。
ちなみに、5年の契約期間中に物件を手放した場合、未経過期間分の保険料は返金されます。
補償内容を厚くしすぎない
補償内容が厚くなるほど保険料も上がります。補償内容が適切であるかもチェックしてください。たとえば、「水災」の補償ですが、「高台にある」など、水災の恐れが少ない物件の場合は不要かもしれません。上記の戸建て(T構造)新築の場合では、補償によってどの程度保険料が異なるかを確認してみましょう。
補償 | 基本補償 | 基本+水災 | 基本+水災+水漏れ | 基本+水災+水漏れ+地震保険 |
---|---|---|---|---|
年間保険料 (1年契約) |
1,030円 | 7,666円 | 8,593円 | 33,393円 |
お得な契約方法を調べる
保険会社によっては、「インターネット契約で保険料割引」「証券発行なしのペーパーレス契約で保険料割引」等のサービスを行っている場合もあります。お得な契約方法がないかを調べてみましょう。
火災保険加入時は必要な補償を選択することが重要!
火災保険は、火災を始めとした災害や事故が起きたときに建物や家財を補償する保険です。保険料は「建物の構造」「建物の所在地」「築年数」「保険金・補償・特約」などを基に設定されますが、この中で重要なのは補償です。厚すぎる補償を設定すると、余分な保険料を支払うことになりますので、本当に必要なものを選択しましょう。
また、火災保険は、家の購入時に契約する住宅ローンとあわせて検討する人も多い保険です。住宅ローン契約には、火災保険以外にも団信加入が必須となります。
団信とは団体信用生命保険のことで、住宅ローン契約者に万一のことが起きた際に、保険会社が住宅ローン残高を保障してくれる制度です。団信の保障内容や保険料についてはこちらの記事も参考にしてください。
「団体信用生命保険(団信)とは?保障内容から保険料、注意点まで徹底解説」
公開日:2023年02月08日
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田尻 宏子
2016年からライター活動を開始。金融機関ホームページ、お金の情報サイトでローン、投資、保険などマネー系記事の執筆を数多く手掛ける。分かりやすく、役に立つ記事を書くことがモットー。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員1種資格保有。
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